阪神大震災のとき、こりゃまずいわと思って、
とりあえず、水や食料などを買っておこうとコンビニへ行きましたが、
水もジュースもカップラーメンも乾電池も、
なにもかも、売り切れてました。
店が倒壊していなくても、営業中でも、欲しいものがない、
という状況ですね。
つまり、お金があっても商品が買えないということ。
これに懲りた私は、その後、非常食を常備することになります。
よく、避難グッズとして、「乾パン」がありますが、
あの固さと口中の水分を奪う乾パンが、非常食に向いているとは
思えません。
今なら「パンの缶詰」とかありまして、これは試食しましたが
大変おいしく、乾パンなど足元にも及びません。
また、水だけでできる「きな粉餅」も試食しましたが、
乾パンよりはましでしょう。
缶詰が保存には向いていますが、
避難の初期は糖分と水分がある、みかんやパイナップルの缶詰が
私としては役に立つと思います。
それに、スニッカーズのようなエネルギーの塊のようなお菓子も
いいかと思いますが、これは水を必要とするので、
状況にもよるかと。
また、焼き鳥や魚の缶詰は、焚き火ができれば、
ふたを開けて暖めることができるので、
これもいいかなと思います。
ご飯の缶詰もありますが、まあ、好みは分かれるかと。
問題は重いことですね。缶詰はどうしても荷物が重たくなります。
災害による避難の場合、初期と、落ち着いてからでは
必要になるものが変化するので、
避難の初期に必要なものをまずそろえて、
余裕があれば、安全を確保した後に必要なものをそろえる、
という感じでしょうか。
大災害の場合、まずは命の確保ですから、
生き延びるために必要なのは
懐中電灯(停電すると真っ暗)
丈夫な靴底の靴(ガラスなどを踏まないため)
軍手
マスク(煙や粉塵がひどい場合)
雨具(カッパやポンチョ)(体温を奪われないようにする)
ペットボトルの水(最低500cc)
最低限、これくらいで、安全な場所までひたすら逃げる、
ということになります。
自宅が無事でも、近所で火事が出れば、逃げるしかなくなります。
知人は、地震のあと自宅近くから火が出たので、
必死で荷物をカバンに詰めて逃げたそうです。
もちろん、災害の初期に救急車や消防車は来ません。
そもそも、電話が通じませんし、地震なら消火栓も壊れます。
自分が、身軽に動けて、長時間動ける程度の荷物を
背中に背負うのがいいんですが、
それを考えると、荷物は軽量化が必要で、
上記のグッズ以外に、何を入れておくかとなると、
なかなか悩むところです。
ビニール袋があると、なにかと便利なんですが、
おすすめなのは、新聞を一か月分まとめて入れておく
あのビニール袋がありますよね。
あれは大容量で丈夫なので、いいと思います。
避難グッズに加えておいてください。
また、避難グッズの中に、石鹸が入っていないのも不思議で、
落ち着いたあとに、身体を洗ったり、タオルを洗ったり、
服の洗濯などにも、石鹸がひとつは必要と思います。
もちろん、水が自由に使える環境の場合ですが、
阪神大震災のときは、比較的きれいな川の水は
洗濯や食器を洗うのに利用されていました。
そうそう、バイクで避難中の知り合いは、
途中で倒れた電柱から垂れた「電線」に引っかかり、
危うく転倒するところでした。
電気が流れていなくて良かったですが、
避難のときには、この「電線」に気をつけねばなりません。
また、絶え間なく余震が来るので、今は倒れていない塀や壁でも
余震で倒れる場合があるので、
できるだけ「下敷き」になりそうな建物から離れて避難すべきです。
余震の連続で倒壊した建物もいくつか見ました。
で、初期避難が完了すれば、
次は小屋暮らしやテント暮らしの方々の知識が
とても役に立つわけです。
そういう点では、災害時のサバイバルと、Bライフは
つながる部分があるわけですね。
じゃ、保存食の作り方を。
「
保存食 NAVERまとめ」
ドライフルーツとか、いいですね。
避難中には果物だのビタミンだのと言ってられませんから。