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工夫する→うまくいく→もっと工夫したくなる それが幸福の軌跡

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工夫する→うまくいく→もっと工夫したくなる それが幸福の軌跡

ペリーヌ物語を観ていて、思ったのですが、

何もない小屋を、自分の暮らしやすいように

あれこれと工夫していくのが、魅力的なんだなと。


33話では、ランプをもらい、本を借りることができ、

「夜、本が読めるなんて、幸せだわ、私」と言う台詞が。

今ならよくわかる、という深い世界。



それで思い出すのが、ロビンソン・クルーソーにしても

フローネ一家にしても、

難破した船からの荷物と、あとはその島にあるものを

なんとか工夫して活用するという話で。


まあ、フィクションじゃないか、と言われたら

そうなんですが、本能を刺激する部分がありますよね。


で、ノン・フィクションならば、

大西洋漂流76日間(A drift)のスティーブン・キャラハンは

漂流中に、水中銃が壊れたら、銛に作り変えて魚を捕り、

鉛筆を使って六分儀を作り、自分の正確な位置を知ったり、

蒸留装置を改良したり、

そこにさまざまな工夫があるわけです。


つまり、この「工夫すること」でうまくいくことがあると

人間は本能的な喜びを感じるのではないかと。


ゴアテックスの寝袋だの、寝袋カバーだの、

エアマットだの、なんとかブランドのテントだの、

そんなもの、快適に決まっています。


ホームセンターのテント(3680円)と、無名メーカーの

寝袋(980円)、数百円の銀マット、ブルーシート。

これでは、快適ではないでしょう。

有名ブランドのテントや寝袋ひとつ、買えない金額ですから。

だからこそ、この装備で徒歩旅行がしたいわけです。

そこには、工夫すべき余地がたくさんあるので。


豪華客船に乗って、ひとり一千万円払い、

世界一周に行くのと、

自作のヨットで行くのと、

どちらに魅力を感じるかは、そのひと次第でしょう。

昨日も書きましたが、冒険とはなにか というのは

論じるつもりもないのですが、

人は、行きたいところに行き、見たいものを見、

寝たいところで寝たらいいはずです。

それに制限を加えること、意味や意義を求めること、

これは愚かなことだと思います。


Bライフとは、ペリーヌが小屋でやっている、

工夫すること、それによって得られる満足と快適さ。

そして、夜、本が読めることを幸福だとする価値観、

そういう「生きること」や「生活」に根ざした思考を指すものだと思います。

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